コラム

vol.06 京都市動物園

2015年9月,段階的なリニューアルが完成し,開園から114年が経った現在でも京都市動物園は多くの市民で賑わっています。

動物園は,1903(明治36)年4月1日,市の予算の他に市民の寄付によって開園しました。1900(明治33)年5月10日に大正天皇(当時,皇太子)が結婚されると,それを記念するための施設を作ろうと市民から寄付金が集まりました。京都市では,かねてより建設が待たれていた女子手芸学校と費用はかかるが全国的にも珍しかった動物園(当時,上野に次いで2番目)の建設にそのお金を使うことにしたのです。

明治時代の京都では,市民の協力のもと疏水建設や内国博覧会開催といった大事業を成し遂げてきました。京都市動物園には,今も昔も京都に対する市民の思いが込められているのです。